FDUA標準化委員会は、金融業界のデータ活用を促進し、個人が活躍できる環境を創るため、「金融機関におけるデータ活用の標準化」に取り組んでいます。また、金融各社の壁を越えて業界横断で交流を図り、関係諸団体等との連携も進めています。

データ活用の状態を評価するチェックシートは既に幾つかありますが、金融データ活用組織チェックシートは、利用対象を金融機関に絞ることで、金融機関にとって最も有効なチェックシートとして作成されました。

組織におけるデータ活用の要点を評価する、全6テーマ60問で構成され、おおよそ30分程度でセルフチェックが完了します。
チェック結果を「FDUAベンチマーク」と比較することで、自社が強化すべき領域や分野を確認することができます。

セルフチェックにご回答いただくことにより、以下のメリットが期待できます。
・セルフチェックの回答過程で、データ活用に関する 新たな観点・気づきを得る
・回答結果の自社のスコアとFDUAベンチマークを比較し、 自社に足りていない領域・テーマを把握できる
・生成AI からの助言を基に、今後組織としてのデータ活用に取り組むべき具体的なアクションを策定できる

また、2024年5月金融データ活用組織チェックシートWeb版の新機能「生成AIによる評価」をリリースいたしました。 「生成AIによる評価」機能は、自社のセルフチェック結果に対しての総評や今後の活動に対する提言などを生成AIが生成し、ユーザに提示する機能です。 本機能で生成された助言により、ユーザは自社の今後の活動方針をより具体的に検討しやすくなります。

標準化委員会は、このチェックシートで国内金融機関のデータ活用進捗度を可視化し、業界全体のレベルアップを促進していきます。

【FDUA ベンチマーク】
FDUA会員によるチェックシート回答結果から得られた指標（※2023年6月時点、30社回答）

金融データ活用組織チェックシートの回答方法：
以下のWEBシステムにユーザー登録の上、ご回答下さい。
システムの操作マニュアルは下記リンクからダウンロードして頂けます。

データ活用のあるべき姿と、実現するまでのロードマップを示したハンドブックを作成します。
前述のチェックシート回答の際、このハンドブックを用いることで、
・より客観性をもってチェックに取り組めるようになり、回答の精度が上がる
・チェックシートのスコアごとに応じた、取るべき具体的なアクションを明確にする
ことを意図しています。

ハンドブック作成に向け、検討委員を募集します
現在、FDUA標準化委員会ではハンドブック作成のための検討メンバーを募集しています。
ご興味のある方はスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
staff_office@fdua.org

・委員長
白石 寬樹　　三井住友カード株式会社

・委員長代行
中村 義幸　　株式会社セブン銀行
田中 信伍　　日本電気株式会社
日野 大介　　日本電気株式会社
高橋 一誠　　株式会社三井住友銀行
楠戸 健一郎　　EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

・検討委員
藤咲 雄司　　株式会社三菱UFJ銀行
喜志 武弘　　株式会社SBI証券
落合 真依子　　楽天証券株式会社
阪本 雅義　　日本生命保険相互会社
桑田 修平　　三井住友海上火災保険株式会社
井口 亮　　みずぼ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社

・アドバイザー
大久保 光伸　　デジタル庁
岡田 拓郎　　一般社団法人金融データ活用推進協会
佐藤 市雄　　SBIホールディングス株式会社
高橋 光太郎　　株式会社AVILEN
北野 利幸　　EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
ザンザリアン・アラム　　DATAZORA株式会社
小山 貴大　　株式会社エクサウィザーズ
坂田 祐司　　株式会社NTTデータ
五十島 良一　　日本オラクル株式会社
東 臨碩　　DataRobot Japan株式会社
高忪 志直　　片岡総合法律事務所
小澤 拓　　山下総合法律事務所
小林 孝明　　公益財団法人金融情報システムセンター

・事務局サポーター
坂本 和馬　　株式会社Lupinus
岡 奈穂　　株式会社アイティーシー
小泉 亘　　一般社団法人金融データ活用推進協会